2011/11/15 クラブサンデー『新鮮B組』『ニノ前しいの使い方』など

もはや完全に気まぐれ更新のこのブログ。久々にクラサンの感想。

新鮮B組 (熊之股鍵次) <読切> 初公開日:2011年11月15日

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり

サンデー超10月号が初出。作者の熊之股鍵次先生は険持ちよ先生のところでアシスタントをしている沼さん
ギャグ作品なんだけど、ボクはこのブログでも何度か言ってるように、お笑いに関してはもう完全にセンスが合うかどうかだと思ってマス。読む人の年齢や経験に左右されるものと解釈してマス。

そういう前提で話をしますが、ボクはあまり笑えなかった。これは最近ボクのメンタルが低調なことも影響しているかもしれない。
人外生物が自分以外の人間には受け入れられていることのギャップで笑わす、というのはよく使われる手法だけど、それに何かプラスしたものを感じとれなかったので「いつものアレだな」で終わってしまった。砂吐きとべアクローのところはちょっとクスッとしましたけど。貝だもんなぁ…w
ただし、画力には感心しました。とても丁寧で、細かいところで笑かそうと努力しているところが伺えますね…、という風にしたり顔で批評的に読んでしまうあたりに、やっぱりボクの方ではまだマンガを受け入れる状態に戻ってないのかも。

ニノ前しいの使い方 (猫砂一平) <連載> 初公開日:2011年11月15日

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり

既に角川からライトノベル末代まで!」を3巻出している猫砂先生のマンガ初連載作。第1話のアオリには『ラノベ作家から華麗に転身!』とあるけど、おそらく転身ではなく兼業ということじゃないのかなぁと思います。猫砂先生のtwitter(3つあるアカウントのうちの一つ)によると、ファンからの「4巻はまだですか?」という問いに対して、

と答えていますw まぁどうなるかは神のみぞ知る。若干の不安はお相手が何かと話題のスニーカー編集部というところですが、サンデー編集部も何かと話題なのでいい勝負だ。

さて、猫砂先生はすでに読切で4作品がクラブサンデーに掲載されていまして、最初の作品『死神さんの時限爆弾』のときからファンでした(佐藤藍子風)。猫砂先生の作品には独特の味があっていいですねぇ。

前置きがいつも長くなる。『ニノ前しい〜』の話。
まず絵に大きな変化を感じました。ボクは『死神さん〜』の絵柄が好きだったんですが(描き込みとかは少ないのですけど、読みやすくて好感が持てる絵柄)、そのときよりもイラスト的な画風で女の子が超カワイイ



ど真ん中ストライクの白鳥純
猫砂先生にはソレを期待していたわけじゃなかったボクとしては望外の喜び。カラー塗りも素晴らしく(パンツ的に)、いや〜びっくりしました。


いろいろと反則過ぎる。特にひざ裏

ただ、ストーリーの方は正直良くわかんないw 猫砂先生自身ファンであることを公言している、ゆうきまさみ先生の名作『究極超人あ〜る』系統の作品ですね。
ボクはサンデー超11月号の3話まで読んでますが、いまだに掴みかねている…。単行本は買うけどね。

あと猫砂先生はプログラマでもあり(マルチすぎる)、この作品でも小ネタがしばしば。
まず、主人公の名前『二ノ前しい』の由来が、『28』(しいは28号であり、これは鉄人28号R・田中一郎の28号が元ネタ)の16進数表記『1C』からとのこと("1"は「"2"の前」という意味)。ちなみに彼らのクラスも1-C。CはC言語から(先日、C言語の作者デニス・リッチー先生がお亡くなりになりました。合掌)。
また、一話扉絵にある



UNIXのコマンドで、意味は「この世界から人間をすべて消して自分の世界に置き換えろ」ということ。なかなか意味深。他にもいろいろ小ネタが詰まっていそうです。


つまるところ、この作品は「猫砂ワールドについて来れるかい?」と試されているようで、ボクとしては受けて立つぜ!という気構えで臨んでおります。

初音ミクでフォーレのレクイエム(その3)

(何事もなかったかのように前回の続き)

本題のフォーレの『レクイエム』の話。
世上、『世界の三大レクイエム』と呼ばれるものがありまして、このフォーレの曲はモーツァルトヴェルディのものと並び称されています。もちろん、こういうのは最初に言い出した人の感想にしか過ぎないけれどw、それが定着するくらい人気が高いってことですね。当然ボクは数あるレクイエムの中でもフォーレのものが一番好きです。

『レクイエム』というキリスト教社会にとって非常に重要で、形式がほぼ決まっている伝統的なジャンルです。葬儀という厳かな行事に使用する曲ですから当然ですね。

だけどフォーレはこのジャンルにおいても、個人の意思・嗜好をはっきりと明確に込めてきました。それが「怒りの日」という、最後の審判の場面のカット。

最後の審判とは、そのときに死者が生前の行いを審判され、天国に行くものと地獄に堕ちるものにわけられるというモノ。キリスト教において非常に重要なテーマです(キリスト教でもいくつか解釈が分かれるけど、キリスト教に限らず、天国と地獄に分けられるという話は古今東西語られてきました。だから生きているときに悪いことをするなよ、ってことですね)。

でも、フォーレにとって『死』というものはそういうものではなかったんですね。

「私のレクイエム……は、死に対する恐怖感を表現していないと言われており、なかにはこの曲を死の子守歌と呼んだ人もいます。しかし、私には、死はそのように感じられるのであり、それは苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他なりません。」

「私が宗教的幻想として抱いたものは、すべてレクイエムの中に込めました。それに、このレクイエムですら、徹頭徹尾、人間的な感情によって支配されているのです。つまり、それは永遠的安らぎに対する信頼感です。」

カッコイイ〜。 フォーレは生涯を通して革命家といった感じは全然ないんですが、随所に(教会の権威のような)権力に媚びない姿勢が表れていて、それは彼の作曲にも反映されているのがカッチョいいと思うわけです。


こういう背景知識はともかくw、とにかくフォーレク(フォーレの「レクイエム」は省略してこう呼ばれる)は美しい曲です。ぜひとも世界中の人たちに聴いてほしい、と思うわけですよ。そんなわけで、ボクが持っているフォーレクCD(全部で20枚ぐらい)の中からお勧めのものをいくつか紹介したいと思います。
と、その前に。フォーレクの楽譜は1901年に初めて出版されますが、それは第3稿と呼ばれ、フルオーケストラで演奏できるようになっています。しかし、元々のフォーレの構想ではもう少し小さな規模での演奏を考えていて、それが1893年頃に完成した第2稿と呼ばれるものです。(ちなみに第1稿は1888年初演時のもの。)
「フルオケの楽譜じゃないと売れないよ〜」という出版社からのリクエストに答えて改訂したのが1901年のモノなんですが、それはオーケストレーションが苦手な(やる気のない)フォーレに代わって弟子の手が入っているのではないか言われています。
というわけで、フォーレ好きの人たちが「失われた1893年の頃の楽譜を復活させよう!」ということで研究し、1893年版のものがいくつか発表されています。有名なのが(ネクトゥ/ドゥラージュ版)と(ラター版)です。そんなわけで、今入手できるCD音源では

  • 第3稿(1901年)
  • 第2稿(1893年頃) ラター編(1984年発表)
  • 第2稿(1893年頃) ネクトゥ/ドゥラージュ編(1988年発表)

があるわけです。音楽的な素養のある人にとっては結構重要な違いらしいんですが、実はボクはよく違いが分からない…。ニュアンスは違うんですがね。ぶっちゃけ好みの問題だと思います…。
あと演奏の重要な違いとして、「ボーイソプラノを使うか、女性ソプラノ歌手を使うか」というのがありますね。昔は教会の聖歌隊は男性だけだったのでそれに従うか、声域や技巧上の問題で変わります。これまた好みによります。それぞれに良さがありますから。
以下お勧めの音源をご紹介していきたいと思います。はてなダイアリーではamazonにリンクを張る方法があるみたいなのでそれを利用させてもらいます。


フォーレ: レクイエム

フォーレ: レクイエム

まず1枚目はこのCD。ボクが一番最初にフォーレクに触れた音源で、「コルボ・ベルン響」と言えばフォーレクの音源ではもっとも有名なものでしょう。1972年にアナログレコードで発売されましたが、以来何度も再販を重ねています。それだけの価値はあると思います。これは第3稿1901年版ですが、アラン・クレマン少年のボーイ・ソプラノによる"Pie Jesu"は聴いているだけで天国に連れていかれるような、という表現がよくされますw
ちなみにボクはこのCDを親にプレゼントしたんですが、「早く死ねってことか!」と怒られましたw せっかく親孝行しようと思ったのに〜。子の心親知らずですね。


REQUIEM OP.48/MESSE DES P

REQUIEM OP.48/MESSE DES P

現在ではこのCDをフォーレクのベストに挙げる人は(マニアでは)かなり多いと思います。第2稿1893年版の演奏。指揮者のヘレヴェッヘ氏は古楽演奏では権威のある人で、このCDも繊細優雅で、まさにフォーレって感じです。第2稿の簡素な響きとよくマッチしている素晴らしい演奏です。これもよく聴いたなぁ。


フォーレ:レクイエム(189

フォーレ:レクイエム(189

これもコルボ指揮の演奏ですが、こちらは第2版です。ベルン響との1枚は今となっては重厚さを感じるのですが、第2版の演奏は枯れた味わいがたまらないですね。上記ヘレヴェッヘの第2版とともに愛聴しています。同時収録されてる曲も素晴らしい。


フォーレ:レクイエム

フォーレ:レクイエム

ジュリーニ指揮の第3版演奏。とってもスローテンポ。ねっとりしていますw これは有名ソプラノ歌手キャサリン・バトル女史の"Pie Jesu"が美しいですね。こちらには小澤征爾指揮「ペレアスとメリザンド」「パヴァーヌ」が収録されていて、その意味でもたいへんお得でして、このCDにはクラシック初心者だったときにたいへんお世話になりましたw


ホントはもっとお勧めしたい音源がありますが、、、キリがないので。正直、何を聴いてもフォーレク自体が素晴らしい曲なので、どの音源でも聴いてもボクは不満がないのです。まだフォーレクを聴いたことがない人はぜひとも!



最後の最後に、タイトルの初音ミクのことを。初音ミクフォーレクを歌ってもらった作品はたくさんあるのですが、ボクも作ってみました。初音ミクを使った最初の曲にどうしてもフォーレクをやりたかったのです!


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絵はデイジーさん(ピアプロのページ:http://piapro.jp/tinydaisy)の絵を使用させていただきました。こんな素晴らしい絵を自作動画に使用させていただき、大感謝です! ありがとうございました〜

初音ミクでフォーレのレクイエム(その2)

(前回の続き)

ガブリエル・フォーレ(1845年〜1924年)はフランスの作曲家。フォーレを知らない人でも、『ペレアスとメリザンド』の「シシリエンヌ」や、歌曲「夢のあとに」などは「あー、これ聴いたことあるなぁ」と思うはず。これらはとても甘く美しいメロディですねぇ。


ボクはもうフォーレが大好きなんです。音楽もそうだけど、なんてったってカッコイイんですよ、フォーレ。いろんなエピソードがあって、そのあまりのカッコよさにシビれまくりです。

■教会のオルガニストなのに朝帰り

フォーレは宗教音楽学校を卒業して教会オルガニストになります。この経歴をみると、「きっと敬虔なクリスチャンなんだろうなぁ」と思いきや、実際は遊び人だったみたい。
上流階級の集うサロンにも出入りしていて(今風に言うとセレブのところにお呼ばれ)、これはホントかどうか怪しいけど、ある時サロンからの朝帰りの服装(ピカピカの靴に白いネクタイという教会オルガニストにあるまじき恰好)で朝の礼拝に向かい、その教会を首になってしまったりも。
でもこの才能を放っておくわけにもいかず、いくつかの教会でオルガニストをやり、最終的にはフランスでオルガニストにとっては最も権威があるというマドレーヌ教会の正オルガニストに着任。んー、すごい。

■困ったら弟子任せ

フォーレ鍵盤楽器や弦楽器は大得意なんだけど、管楽器は苦手だったようで。じゃオーケストラの楽譜を書くときはどうするのか?っていうと、フォーレは管楽器とかは弟子や仲間に任せちゃうんですな。自分で頑張って悶々としたりしない。いい加減というかテキトーというか…。
こういうところはドイツ人のシューマンの対極にある感じだなー(ボクのイメージ的に、ですよ)。弟子に任せちゃうフォーレと、スコアがめちゃくちゃになっちゃってもオケスコアを頑張って書くシューマン。浮気して子ども作ったリ、いつも愛人と一緒にいるフォーレと、一人の女性への愛に生きるシューマン。うーん、どっちもいいw 

ちなみにシューマンも大好きです。ブラームスの才能を発見し、その成功の手助けをするんだけど、後には妻・クララとの浮気を疑ってしまい思い悩む…。う〜ん、ロマンチスト・オブ・ロマンチストですよシューマンは。

■結構テキトーな感じなのに、上からも下からも頼りにされる

教会での儀式中もこっそり抜け出してタバコ吸ったりしてたフォーレですが、一方でものすごい人望があったようで、いろんな人に頼りにされます。
まず、1871年に師匠のサン=サーンスに声を掛けられ「フランス国民音楽協会」の設立メンバーになります。戦争でドイツ(プロイセン)にボロ負けしたフランスの音楽家たちが「フランス国民の音楽を盛り上げよう!」ということで立ち上げた団体です。当時26歳ぐらいのフォーレだけど、すでに音楽家としての地位は確立していたっぽいですね。

それから20年ぐらい経ってマドレーヌ教会のオルガニストになったフォーレは、パリ国立音楽院という学校の教授を兼任することに。ところが、1905年にその音楽院で重大なスキャンダルが発生して(ラヴェル事件)、学校存亡の危機がやってきます。そのとき、その危機を救うべく白羽の矢が立ったのがフォーレで、その音楽院の院長に就任し、政府からの支援を背景に音楽院改革に大ナタをふるいます。

女ったらしで、浮気しまくりフォーレだけど、決めるときはビシっと決めるんだよな〜。

例えば、当時その音楽院の入学試験では、そこの教員がプライベートで教えている生徒を優遇する裏口入学があったのをやめさせるために外部の審査員を導入しようとします。当然反発もあって、抗議でやめる教員なんかも出たんだけど、フォーレ引かぬ!媚びぬ!顧みぬ!の精神で断行。結局やりきって、そのまま15年間、引退するまで院長を続けると。仕事のできる男・フォーレ

また、1909年には、ラヴェルやケクラン(フォーレの『ペレアス〜』のオーケストレーションをやったのはこの人)を筆頭とする若手音楽家が、先の「国立音楽協会」はもう古臭い!ということで「独立音楽協会」というのを立ち上げるんだけど、彼らはその協会のトップをフォーレに依頼する。頼られてんなー。
でも、さすがにそりゃ無理だろ、フォーレは国立音楽協会のメンバーだし、、、と思いきや、それを引き受けてしまうフォーレ。老境に達していたフォーレは若手の音楽家たちのことが気にかかっていたようですね。そしてフォーレの凄いところは国立音楽協会の人たちとも仲違いしないところ。こういうところが大好きだなー。

■偏狭なナショナリズムにはノン

1914年に世界第一次大戦が始まると、フランスではサン=サーンス(前述のとおりフォーレの師匠)などが「ドイツ人の音楽を演奏するな!」と言い出すけど、「音楽に国籍とかカンケーないじゃん」と反対します。さすがフォーレはどこまでもカッコイイ。
でも、戦争以前にフォーレがドイツ人の音楽批評家からあんまりいい評価を受けなかった時は「そりゃそうだ。フランス人とドイツ人は違うもん」などと言ってたりもするんだけどw
もうね、フォーレのこういうところがたまらんですねー。


(まだ続く)

初音ミクでフォーレのレクイエム(その1)

久しぶりの更新です。

何というか、どうも最近嫌なニュースばかりでほんとゲンナリするというか、厭世気分がシャレにならなくなってましたね。今年は本当につらいことが多すぎる……。
そんな低いテンションを上げようとマンガ読んだりするんですが、それだといつもと変わらないというか、むしろマンガが素直に楽しめなかったりして…。読んでも頭を素通りする感じ。

何となく経験と理屈で『この回は最高に面白い!』と感じても、なぜか心は躍らず…、なんてことが続くと、それが自分でもわかってしまって、今は何読んでもダメだ〜、のスパイラルが始まっちゃう。ヘタレすぎる。

そう思うと娯楽作品を作って飯食っている人はホントすごいというか、たいへんだなーとしみじみ感じますね。日常的に嫌なこといっぱいあるだろうに、いつも読者なり観客を楽しませないといけないんだから。
そのプロ根性に応えるべく必死に読まなきゃいけないんだけど、残念ながらボクはプロ読者じゃなかった…。


そんなわけで、ここ1ヶ月はちょっとマンガから離れて音楽に没頭してました。いつもは聴き専なんだけど、それだけじゃなく、ギターいじったリ(愛のロマンスしか弾けないけど)、リコーダーを買って吹いたり。


そしてついにミクさんですよ!
初音ミクには結構初期からハマってたけど、完全な聴き専でした。しかし、そんなことも言っていられない。まずはミクさんを購入し、即打ち込みを開始しました。

MIDIを使ったDTM自体は昔ちょびっとやってましたが(SC-88Proを持ってたんですヨ)、完全に忘れていたのでDAWをアップグレードして(Rolandっ子なのでSONAR X1です)、勉強を一から始めたデス。


やり始めると最高に面白い! パソコンの前でカチカチいじってると心のモヤモヤがどこかに飛んで行ってしまう!! やっぱ音楽最高!!!


一通り打ち込みの仕方なんかを覚えたので、ちゃんとした曲を一曲完成させることにしたんですが、最初に作る曲はずっと前から決めていました。


フォーレの『レクイエム』の中の "Pie Jesu"です。


(おそらく長くなるので以下続く)

田村光久先生&険持ちよ先生ご入籍!

タイトルにありますように、『ポケットモンスター RéBURST』『イエロードラゴンがあらわれた!』などの田村光久先生と『怪体真書0』の険持ちよ先生がご入籍されたようです。


田村先生([twitter:@mitsupage3])のツィートより

入籍してみました。

えへへ

今日から田村です。

相手は田村光久さんだからです。

おめでとうございます! 末永くお幸せに!

お二人は新人賞入賞時期も同じ頃で、険持先生のブログの4コママンガに田村先生が参加されたり仲良さげでしたねー。しかも現在はお二人ともポケモンマンガを連載してるので、今頃は仲良くポケモンしてるのかなー。いいなー。ボクはポケモン赤(青だったかな?)を買ってはみたものの、周りで一緒にやってくれる人がいないのが苦痛で投げ出したイヤな思い出しかないですけど。

今月はReBURSTの1巻が発売されますね。実は、ボクはReBURSTを3話ぐらい読んで全然頭に入らなかったので積読状態なわけですが、これを機にまとめ読みしようかと思いマス。

サンデー超2011年3月号 『阿鬼羅』 『アップセット15』 『G』

前回の続き。

阿鬼羅 (第24話) (大塚志郎) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
怒涛の展開。関西獄楽署が襲撃され、一方でレイがコウと対決なんだけど。この展開の速さはあまりにも駆け足過ぎで、なんというかもうそろそろ終わることを予感させまくりでデスね…。
マキノもあっさりやられ(一応前回からの引きてんかいではあったけど)、満を持して(?)登場した獄楽署四天王も1ページで退場。ソードマスターヤマトのオマージュなのか。うーん、せっかくいろいろ設定を作ったキャラクターたちなので出してあげた、ってことなのかなぁ。コマがコピーなとこも含め、ちょっと若干乾いた笑いが。全体的には絵も細かいし手抜きってことはないと思うんで、わざとだと思うんだけどねぇ。

個人的には三ツ石神社が懐かしかった。地元なので。

アップセット15 (第16話) (奥英樹) <連載>

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女の子が可愛いアップセット。今回は誠活躍回。ボクはラグビーを見るのが結構好きだったので(最近は全然見ないけど)、ルールもわかるし、マンガもラグビー描写がしっかりしている(ように素人目に見える)から面白いと思うんだけど…。
ただ、やっぱラグビーマンガってなかなかヒットしないんだよなぁ。サンデーだと、なかいま強先生の『ゲイン』とか菊田洋之先生の『HORIZON』があったけど、どっちも面白かった(ような記憶はあった)けど、そこそこで終わった印象。ラグビーという競技自体、いまいちマイナーというか小中学生には敷居が高いってのもあるし、女子ラグビーともなると完全なマイナー競技…。そこらへんが原因なのかなぁ、と思ったけど『アイシールド21』はヒットしたわけだし、それだけじゃないのか。
ラグビーに対する理解と愛情は伝わってくるんだけど、地味な良マンガ、みたいな感じで終わる感じがしてきた。春香ちゃん、めちゃカワイイんだけどなぁ…



毎回毎回春香ちゃんが素晴らしい

G (第5話) (山田一喜) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
今、ボクがサンデー超で一番楽しみにしているマンガ、それがこの『G』。そうだよ、チコが目当てだよ悪いかよ。



チコちゃんの黒ビキニを妄想してました! ゴメンなさい…

とりあえず、ツンデレ金髪ツインテールが出てきたら全力で食いつくのが信条なんで、チコちゃん倍プッシュで行きたいと思いマス。

とまぁ、それは冗談ですが、ホント面白いです。みんないいキャラしてるんだよね。ヒロインのチコだけじゃなく、主人公の真央や、辻、正宗といったサブキャラもいい味出していて楽しい。特に正宗はいいねぇ。



おバカ・正宗

こいつの行動はわかっててもクスクス笑ってしまう。こういうキャラは何となく応援しちゃうんだよな〜。
この回はオーヴァルコース解説をしてますが、それも説明臭くなくフンフンと読める。そして締めも次回が気になる引きで良かった。楽しみ楽しみ。
って、先月分とまったく同じ感想を書いてるな…。このままだと来月号の分もチコチコ言うだけで終わりそう…。ま、いっか。

さらに今月は『G』の単行本1巻が発売されたわけですが、それを記念してクラブサンデーで隠し読者プレゼント企画が進行中。

今月ついに「G」1巻が発売となります!!そこで今回、感謝の意味もこめましてちょっとフワっとしたプレゼントを企画いたしました。かなりフワフワしてますが、もしよければご応募してみてくださいませ。
詳しくは、今回配信された「G」の最後のページを見てください。

締切が7月7日とか…。当たったら報告します。というか当たれ!

サンデー超2011年3月号

すごく遅くなったけど、サンデー超3月号の感想。クラブサンデーとかぶりますが、気にしないことにする。思いついたことをだらだら書く。推敲なんてしないしない。

Instinct (第1話) (田島七枝) <連載>

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田島七枝先生の初連載第1話目。「七枝」は『かずき』と読む。『かずき』で女性と言えば、『GOSICK』の桜庭一樹先生がそうだ。早く『GOSICK』の続編を書いてほしい>桜庭先生。もう十分待ったぞ…。
田島先生は女性で21歳ぐらいと思われ。非常に若いのにもう連載ですよ。すごいね。福地先生が『うえきの法則』を開始したのと同じぐらいの年齢ですよ。そう言えば福地先生の次の連載がそろそろの予感だけど楽しみですわ。

田島先生は昔blogをやってたけど荒らされて閉鎖したと記憶。その頃はblog追っかけしてなかったからその話だけ聞いてたんだけど、ホント心無いことをよくも…と思いました。こんなことがあるからマンガ家さんはコメント欄は閉鎖しておいた方がいいね。しかしそれにもめげず、その後も作品を発表してたけど、ついに連載開始。まぁそんぐらいの創作意欲がなきゃマンガ家なんか目指さないわな。

過去作は今ちょうど「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶりで公開されている。この「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶりはいい企画だ。クラサン1周年のときは全作品再公開なんてやってたけど、もうそれは無理だろう。でも再録企画は続けてほしいなぁ。

脱線ばかりだ。Instinctの話。今現在、4話までやっていてそれ全部読んでるんだけど、この回だけの感想を書きます。と言っても、初読時の記憶はすでに薄れてるんで、まぁできるかぎりということで。
過去作読めば分かるように、田島先生は画風が『ONE PIECE』の尾田先生の影響を強く受けていたんだけど(それで荒らされたと記憶。くだらねぇ)、段々と自分の画風が固まってきたようでしかも背景なんかも細かくてうまい。多分もっとうまくなるんだろうと思います。お話はギャング物+狼人間+吸血鬼の正統派のアクション漫画。キャラも老若男女動物と描き分けられていて文句なしに上手い。
ランウェルシティって人口2000万超えてるんだね。東京ですら1000万ちょいでしょ?と気になって調べてみた(→世界の都市圏人口の順位 - Wikipedia
東京さん、ごめんなさい舐めてました。まぁ都市人口だけど、東京さんパネェっす。
というわけで、ランウェルシティ≒ニューヨークぐらいにしておこう。それっぽいし。
チョウノさんがヒロインぽい。オオカミになるとき服脱がないね。オオカミから戻るときは服まで戻るね…。なんで? そこは服が破れてほしかった…。
長兄が悪そう。次兄はツンデレっぽい。そんな雰囲気出してますがどうなることか期待(って結果知ってるけど、読んだときはそう思ったんだ。ホントだよ!)

超弩級少女4946 (第24話) (東毅) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
クライマックスに入ってきた。玖海ちゃんカワイイわ。ゴス好き・妹好きなのでツボってマス。このマンガは「いろんな女の子をカワイク描写する」が主眼なんだけど(俺的解釈)、地球の管理者・ミコトもカワイイ。ウマイなー。そもそも「巨人女ラブコメなどという無謀なジャンルを成立させている時点でスゴイと思うけど。
どう物語を着地させるのか楽しみにしてます。

CRIMSONS 紅き航海者たち (第2話) (菅野孝典) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
ミジンコのモノローグから、生命の儚さを感じさせるシーンで始まる。10ページぐらい進んで教授とクリスの昼メロ展開をはさみ、最後はナレーションみたいな感じで締める。第1話と同じような構成っすな。初回を読んだときにベニザケの生態について勉強したので(id:nowaru_kuroi:20110202)、スモルトの話をやるんだなーと予想できた。
初回は「ホントにサケマンガやっちゃってるよ〜」と驚いたもんですが、2回目ともなると驚きは少ない。ドラマ的には「シンタロウたちが困難に直面しながらも回遊をやり遂げ、最後は自分たちの故郷に戻って産卵をして死ぬ」ことが予想できているので、ストーリー的な驚きはなかなか難しいなぁと。なんてイヤな読者なんだ>オレ。タケシがツンデレること何となくわかるというかテンプレ的というか。ふむー。
突然リアル鮭になる場面はやっぱり面白い。そしてやっぱりクリスですよ! この色に溺れた女の子の垂れ流すフェロモンはタダモンじゃない! と思ってたら、クラブサンデーでクリス外伝が始まってた。英断です

小学ににゃんせい (第24話) (萬屋不死身之介) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
クスリとした。アンちゃんが初めて悔しがるのがいいね。ブラックネタがちょっと多かったかな。

はるまげ (第1話) (なにわ小吉) <連載>

「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり
なにわ小吉先生の連載1回目。ボクがまだジャンプを読んでいたころに『王様はロバ』をやっていてボクは楽しんでいたんだけど、ジャンプ読まなくなってそれから全然見ていなかったので、ホント久々。『王様はロバ』もまったく覚えていないボクのダメ記憶ではこんな絵じゃなかった気がするんだけど…。そんな感じで新鮮な気持ちで読み始めた。
よくわからん世界観でくりひろげられる不条理マンガ(?)だった。これは人を選ぶだろうなぁ。ボクが選ばれる人間かどうかというのは、この第1話だけではちょっとわからない。面白くなりそうでもあるし、面白くないまま終わるかもしれない。何かありそうだという予感はあるけど、何もない予感もある。なんか同じこと言ってるな。そんなマンガだった。

今際の国のアリス (第4話) (麻生羽呂) <連載>

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今際の国で行われている「げぇむ」の設定の説明回。要は「げぇむ」に参加し続けないと死んじゃうってことだった。実はボクは4月からのアニメで、神のみを作ってるマングローブ制作のアニメということで『デッドマン・ワンダーランド』をちょっとだけ見たんだけど(4話くらい)、そのお話と設定が似てますね。『デッドマン〜』の原作マンガは面白そうなのでいつか読みたいな〜と思ってマス。
『今際の〜』の方ですが、この回は特にんー。気になるのはシブキさんが何かを隠しているってことぐらいかな。あと、この世界に飛んできたのは「あの日あの時間に同じ花火を見」た人たちということだったけど、第1話のシブキさんはもっとこの国のことを知ってそうだったけどなー。ま、そこらへんも含めておいおいわかるのかな?



今日はここまでで。