2011/2/22 クラブサンデー『破界蟲』など

荒川弘先生がサンデーで連載を始めるという超ビッグニュース。楽しみですー。これでサンデーの売れ行きが伸びればいいなー。
ポケモンマンガが田村先生の作画で始まるという情報も公開されていたよね。最近全然マンガニュースを追いかけきれていないッス。マンガ読むので精いっぱい…。

破界蟲 (たか) <読切> 初公開日:2011年2月22日

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独特の世界観とストーリーのマンガを描くたかさんの新作。扉絵のアオリにも「独特の世界観で読み手の心を打つ〜」と書いてあって、そりゃ編集さんもそう書かざるをえないよなー。『アマヤドリ』はボクも覚えている作品で、このスグにマンガの内容を忘れてしまうボクが覚えているくらいだからよっぽど印象に残ったということか。こう言ってはなんだけど、少年マンガに求められる明るさはない作風の方なのでなかなか大変だと思いますが…。
話は変わるけど、ボクは常々週刊本誌に恒常的に読切枠を一つ設けてほしいと思っていて、新人さんだけじゃなく、読切作品向きの作家さんが描けるチャンスも増えるし、有名作家さんがたまに短編が書きたいなんてこともあると思うんだよねー。昔は結構そういうのあったと思うんだけど、おそらくアンケ的にとかビジネス的にあまり芳しくなかったとかの理由があってなくなったんじゃないかと推測はしてますが。でも今本誌でやってるシリーズ連載とか読切作品は楽しかったデス。
『破界蟲』の話に戻ると、やっぱり暗いというか重い設定w 父親に虐待を受けている子どもが主人公。回想シーンでは、機嫌が悪いと虫を集めてきて、これがお前の夕飯だ!早く食え!と言って主人公を蹴ったりもする。外の世界も『蟲』に喰われまくって、もう滅びる寸前。家の周りの土地は既に蟲に食べ尽くされている。なんてーか、救いがなさすぎるw 主人公はそんな逆境の中でなぜか心優しい少年に育っていてw、まぁそういうところがファンタジー性を高めているなー。おとぎ話みたいな感じ。
「星を卵として生み、孵化してからその星を養分として食べ尽くし、また新しい星を生んで死ぬ」という破界蟲のアイデア独創性に溢れすぎだけど、それを父子の話に結び付けるあたり、何がどうなってこんな展開の話を思いつくんだかすごい謎ですよ。面白い。しかもその破界蟲は最後に自分自身を食べていなくなっちゃう。ヴァニラ・アイスかよ! ていうか、この星は蟲の卵だったはずなのにいなくなっちゃったよ…。まー深く考えたらダメなんだろうなー。雰囲気を楽しむマンガだと思う。最後まで母親と会わないで終わるところもウマい。なんとなくだけど、母親と再会してハッピーエンドに終わるのは違う気がするもんな。あの父親と二人きり一緒に暮らしたまま、というところに味があると思いました。

揉み払い師 (第2乳) (空詠大智) <連載> 初公開日:2011年2月22日

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期待に股間を膨らませて迎えた第2話、じゃなくて第2乳。あ、下品でしたね。まちがいなく『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』を読んだばかりのせいだ。スイマセン。
このマンガの注目度はスゴイ。前も書いたように、連載開始当初にでgoogle先生で『揉み払い師』を検索すると、なぜかこのサイトが上位に来ちゃって、普段では考えられないほどものすごいアクセス数(普段の100倍近く)を叩きだしてました。お前らどんだけおっぱいが好きなんだよ! わかるけどさ…。
連載開始前にボクが予想していたおっぱいエロコメディとは違って、なんだか水戸黄門風シリアス展開。地方を漫遊し、そこで起こった庶民の悩みを解決し、終わりの10分間で印籠を出す代わりにおっぱいを揉むというマンガのようで。おいおい、大丈夫か? 初回はかなり笑わせてもらったんだけど、今回は笑いどころが少なかったよーな……。流れの中での揉み払いがほぼ皆無で(菊白摘み揉みもかわされてしまう)、最後に儀式的な揉み払いシーンしかなかったので、揉んでいるときの興奮トキメキ度が下がっちゃった気がするデス。つっても、さすがに見開きの『先天電光揉み』シーンには大笑いしたけどw
若干ボクはこのマンガの行く先を見失いかけているんだけど、女の子がカワイイのでそれだけでも食いついていく正しいサンデー読者でありマス。

いつわりびと◆空◆ (第101話) (飯沼ゆうき) <連載> 初公開日:2011年2月22日

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ご都合展開全開だーw 敵がアホすぎてサクサクやられていくのは爽快。ものの見事に引っ掛かりますな。ここらへんはいつわりの真骨頂。これに慣れないと、軽すぎると思っちゃうんだろうけどなー。
ただ、党首が底知れないところを見せたところとと黒羽たちのうち誰かが死ぬという予言はなかなか。次週が気になる。ぽちが入谷たちの近くにいるのは何の伏線ですかね。気になるぞー。