ミラクルジャンプ購入、というか『禁断ワンダーラバー』

いつもブログの記事を下書き保存して書いているんだけど、はてなFirefoxと相性が悪いのか、プレビュー見ようとしたらフリーズして完成間近の記事が全部消えた。もう、何書いたか忘れたよ…。くそぅ。

そんなこんなで『ミラクルジャンプ』購入。福岡じゃ創刊日から3日遅れで発売。むーん。目当ては中山敦支先生の『禁断ワンダーラバー』! 中山先生のマンガが雑誌媒体で読めるのは、昨年7月に週刊ヤングジャンプに掲載された『ねじまきカギュー』以来ということになる。実に半年ぶり! なんで半年も…。なんて世の中だ。くそぅ。
まーボクは中山信者なので、いつか『アストラルエンジン』『こまみたま』『ミュータント・キングダム』『トラウマイスタ』『恋のスーサイド』『ねじまきカギュー』そしてこの『禁断ワンダーラバー』についての記事を書きたい。悲しいことに『ミュータント・キングダム』のスクラップがないけども\( 恥 )/ もっと言うと『リボーンだよ! シロンくん』は読んだことがくない\( 恥 )/ こんなんで信者と言っていいのかな?\( 疑問 )/ 
というわけで、久しぶりの中山新作なのでちょっと多めに書いてみたい。

禁断ワンダーラバー (中山敦支) <連載> 掲載誌:ミラクルジャンプN°01

まず、中山先生のツィートによれば

ということで、ちょっと一言言わせて。
〇ン〇ー編集部のバカーーーー!!!!
ヤンジャンに取られちゃってるじゃんかよ…。くそぅ。いや、中山先生的にはヤンジャンの方がいい環境かもしれんけどな!\( やさぐれ度アップ )/


で、ちょっと細かいことを妄想コミで書いてみる。ネタバレもあるので、未読の人は『ミラクルジャンプ』でぜひとも読んでみてほしいな。
『樹木キリンジ』。主人公。15歳の高校1年生。教室での席は窓際の前から6番目以降。
『凛堂紅姫』。ヒロイン。ツリ目のツインテールで超カワイイ。キリンジと同じクラス。教室での席は窓際の前から3番目。一つだけ前から2番目の席に座ってるコマがあるけど気にしない
『さくら』。ヒロイン。黒髪パッツンで超カワイイ。キリンジと同じクラスで幼馴染。教室での席はキリンジの隣。
さくらには「クラス替えしたばっかりで」という台詞があるけど、彼らは高校1年で「高校に上がってまだ日も浅い」時期なのにクラス替え? 中高一貫なのかなと思ったけど、「凛堂さんはどこ中出身?」という台詞もある。よし、気にしない
今回の登場キャラの名前は植物の名前からのようです。何でもできてモテモテのキリンジが、彼に唯一まったく興味がなさげな凛堂がとても気になる、という結構よくありそうな導入部。
しかし、この作品の真のヒロインはさくらちゃんの方かも、と思ったり。好み(タコさんウィンナー)や、キリンジが実は「他人なんか見下してナンボ」と思っているなど、完全にキリンジを理解している正しい幼馴染。逆にキリンジはさくらをどう思っているのか。モノローグをそのまま受け取れば、さくらも「キリンジの崇拝者」の一人と考えていることになるけど、当のさくらはクラスメートに「ただの幼馴染だよ」と答えていて、キリンジが凛堂と一緒に帰ろうとしたときに凛堂に嫉妬している様子もない。脈なしか……?
が、ここで諦めてはいけない。主人公はすべてのヒロインから惚れられるはず。よく読むと、最初は面白半分でキリンジを煽ってたさくらだけど、「キーちゃん、もしかして……恋しちゃった?」のシーン以降は真顔。そして、「皆同じだよ/人間だもん 恋してるんだもん」「人はね/恋するために生まれてきたんだよ」という台詞。これはさくらも恋をしているということを示している
じゃー誰が好きなのか? それはきっと後編で明らかになると思いますが、2か月後。長い。
中山先生は、『恋のスーサイド』『ねじまきカギュー』『禁断ワンダーラバー』と恋愛モノが続いている。だけど中山先生らしい独自の恋愛観といいますか、『恋』というよりは『変』(そう言えば、『ミラクルジャンプ』には奥浩哉先生も描いてるなー。すごく面白かった)。その独特な絵と相まって、イイ感じの世界観になっている。
そうですよ、中山先生は絵が魅力なんですヨ。『アストラルエンジン』の頃から随分絵が変わったけど(集英社のサイトでチラ読みできる)、なんつーか魂入ってますね。イヤ、マンガ家の皆さん魂込めているでしょうけど、ちょっとでも良くして行こう、自分の理想に近づけようという感じが伝わってきますよ。それが例え売れ線の絵ではなくとも、という気迫が。
中山マンガの特徴の一つは、見開きの活用の多さですかね。今回は3回も出てきた。大きい絵を描くのが大好きなんだろーなー。
まーボクは絵心がないので良し悪しはホントわからないですけど、ボクは大好きです。『トラウマイスタ』の後半部なんてすごかったもん。中山先生は雑誌またいででも追っかける作家さんデスヨ。


他の『ミラクルジャンプ』の作品も面白いですヨ。鈴木央先生の『神契り』も面白かった。あと、新人さんが多くて、ヤンジャンの月例賞『MANGAグランプリ』の入賞した若手さんの読切・新連載なども多い。集英社はやっぱり才能集まりますねー。次号はもりしげ先生の新連載が始まるそうで。いや、集英社はすごいわー。マンガ界のバルセロナというかレアル・マドリッドというか。くそぅ。
ミラクルジャンプ』は今後も楽しみですね。あと中山先生の新連載、どこでやるのかな? ヤンジャンかな? ここにはカギューちゃんの絵があるし。ヤンジャンWebマンガもやってるんで、本誌で数号やってそちらに移るとかもありえそう。集英社もWebに力を入れ始めたようなので…。早く連載始まらないかなー。