「テレプシコーラ」完結!

ボクの大好きなマンガの一つ、舞姫 テレプシコーラ」(山岸涼子が完結し、昨年12月に最終巻が発売されました。 →テレプシコーラ/舞姫 第2部 第5巻
連載開始が2000年11月ですから、ほぼ10年もの長きにわたる連載で、本当にお疲れ様でした! 
山岸先生の作品はどれもこれも本当に素晴らしく、ボクが紹介するまでもないのだけれど、ボクと山岸作品との最初の出会いは「アラベスク」の文庫版でした。言わずと知れた、バレエを題材にしたマンガの金字塔ですよね。昨年にはその完全版がメディアファクトリー社から刊行されましたので、ぜひとも皆さんにも読んでもらいたい! 名作中の名作ですヨ!→アラベスク 完全版 第1部 1巻 <完全版Ⅰ>

山岸先生の人物描写は、背筋が凍るほどの鋭い観察眼とでも言えばいいんでしょうか。ボクなんかには到底たどり着けそうにもない境地に達しておられますネ。ストーリーも何というか、単なるサクセスストーリーにはならず、それでいて爽やかな読後感とでもいうのでしょうか。単純にオモシロいというだけでなく、「ボクも頑張らねば!」という気持ちにさせてくれる・エンカレッジしてくれます。
そしてまた絵がとにかく素晴らしいんですよ。「バレエ」芸術の美をマンガでここまで表現できるものなんですねぇ…。線はひたすらに単純に見えるのに、本当にスゴイ…。


作品の素晴らしさを表現しきれない自分に腹が立ってきますので、このへんで。みんなも「テレプシコーラ」他、山岸作品を読もう!