クラサン雑感

新年一発目のクラブサンデー更新日。サンデー超に掲載されている作品については既にコメントしてるので省略してる作品もありますよ。

アンラッキースター (舞嶋大) <読切> 初公開日:2011年1月7日

http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/anrakkihsu_001/detail/

2010年まんがカレッジ3・4月期に佳作を受賞されている舞嶋大(マイジマ ヒロ)さんの作品。受賞作の「キメルとMELT」のときより絵が洗練されたと思うけど、ボクは前作の絵の方が好きかも…。
あと、ヒロインの女の子の黒ニーソは大好きな萌え記号でイイんだけど、なんかスゴイ薄情に感じるというか、主人公をただのパシリとして扱ってる感じがニヤニヤ度を高めてくれなかったり。
疫病神がカワイイ妖狐なのはあまりないパターンの気がして(女の子のときはよくあるけどね)オモシロイと思うけど、なんで主人公の不幸は「美味そう」なのかよくわからず。主人公が前向きだからということ? でもリアクションが薄いとつまらないと言ってるから、ガックリしてほしいハズだし…。
いまいちマンガに入り込めなかったので、警官に拳銃で撃たれるという大事件が淡々と流れていくことも気にかかるようになったりと、読みながら各所で引っ掛かってしまったなぁ。

キメルとMELT (舞嶋大) <2010年まんがカレッジ3・4月期佳作受賞作> 初公開日:2010年7月20日

http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/kimerutome_001/detail/

ちょと上の方ではダメ出しっぽいこと書いちゃったんだけど、舞嶋さんがまんカレで受賞した本作品は好きなんですよ。トラウマを抱えた女の子の凍えてしまった心が、主人公のアツい思いと行動で溶けていって最後には心を開いていく、といういかにも王道的な少年マンガだけど、女の子の表情もとてもカワイイし、主人公のキャラも立っているしで楽しめました! 

ツール! (大谷アキラ) <連載> 初公開日:2011年1月7日

http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/tuhru_001/detail/

基本的に楽しませてもらってる本作品。このレース編はホントに楽しいー。カザフチャンプ・マクシムもシリルもキャラめちゃくちゃ立ってるし、いいわー。そういえば、この作品の登場人物の名前はガンダム関連の人からとってるのが多いんだけどw、マクシムとシリルはよくわかんないなー。ガンダムシリーズはめちゃくちゃ多いのでいる可能性もあるけどねー。 
それから小ネタだけど、作品詳細ページのジャニーちゃんの日常シーンサムネイルと「大谷アキラ先生から一言!」が毎回楽しみなんだけど、サムネ小っちゃいよ!コメントも前のを忘れちゃうよ! 何とかならんもんでしょうか>サンデー編集部様

DCD (田口ケンジ) <連載> 初公開日:2011年1月7日

http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/daiyamondo_001/detail/

サンデー本誌に掲載された番外編の後編。なんだけど、現時点(1月8日07時)で最後の2ページ分が欠けている……。こりゃアカンでしょ。田口先生もすでに気づいているようなので、編集部がそのうち直すとは思うけど、不完全な状態で公開するのは非常にマズい。お話自体、全然変わっちゃうもん。悪いのは編集部なのか業者なのかわからないけど、マジで気を付けてほしいですヨ……。(追記 2010/1/11:本日見たところ直ってましたネ)


気を取り直してこの「DCD」番外編の話。この番外編は本誌で既に読了していて、前編については前にほんのチョコっとコメントしてるけど(「乳デカい!」しか書いてないけどw)、ここでは前後編まとめての感想。
田口ケンジ先生は、岩手出身のマンガ家で、優勝すると連載権がゲットできる『クラブサンデー新人王決定戦』の第1回チャンピオン。チャンピオンを勝ち取った作品「つりらば」は今でも読めます→「無料のコインでマンガが読める」サンデーうぇぶり。優勝しただけのことはある。面白いですヨ!
そしてゲットした連載権で始めたのが「DCD」なわけですが、連載開始した当初はクラブサンデーブログ

CS新人王決定戦での『つりらば』、そのあと配信された読切『姉パニッ』は4文字タイトル系の姉萌えコメディでしたが、『DCD』は比較的シリアス色の強いSFサスペンス作品となっています。

コメディで評価されたのに本格派漫画を描くとなると、「この作者、逆に日和ったか?」と思われそうですが、この『DCD』もムダ肉そぎ落としてギュッと絞ると姉萌えコメディ作品になります(ホントか?)。

と述べておられるように、当初はサスペンス色の濃い作品だったんだけど、徐々に姉萌え成分が表に出てきて、最近はホントに「つりらば」の頃のノリと同じ、いやもはやそれ以上(の胸のサイズ)といった感じ。
この番外編では基本的に「DCD」を未読の読者に向けて本編の魅力を伝え、読者になってもらうのが大きな目的なんだろうけど、ボクは既に本編を読んでいて単行本も買ってる読者なんですよ。だから作品の説明シーンは「こういう風にやってきたかー」ぐらいのもんで、関心は主人公(クロ)とヒロイン(ヤミ姉)のイチャシーンになっちゃうね。赤ちゃんがチューチューしたシーンは笑った。「ヤミ姉ノーブラ」疑惑発覚ですよ。だってブラの上からはチューチューできるわけないもん! ま、その疑惑の解決は最終ページでされるわけだけど、今は未公開という…。もしかして、最後の2ページが未掲載なのは謎を謎のままにしておくという配慮か?(なわけがない)
ファン的にはまずまず楽しめたわけですが、新規さんにとってはどうなんだろう? ヤミ姉のバカエロ巨乳姉萌え路線を強烈にプッシュしたけど、初見の人にこのノリが通じたか不安に思ったりはします。でも、「姉萌えが好きなんだ!」「クロに上條さんばりのラッキースケベに遭遇させたかったんだ!」って熱い思いは伝わりました。
本編の方は次号への引きがかなりアツいことになってるんで楽しみです。ただ、薬莢付きの弾丸は飛ばさないでくださいw