週刊少年サンデー2011年51号 モンスターハンター3G 銀はがしの当選確率

今週の週刊少年サンデーの付録はモンハン3G読者プレゼントの銀はがしクイズでした。銀はがしに成功した人は抽選で100名に当たるプレゼントに応募できるというもの。ボクはモンハンをやらないのでアレですが、こういうくじは「どれくらいの確率で当たるものなのか」が興味あったので、ちょっと調べてみました。

付録の銀はがしはこんな感じ。



銀シールは全部はがしちゃったので、その部分を銀色で隠す加工をしてます
ルールは

【狩猟1】で選択したところに書いてある数字の分だけ下の【狩猟2】の銀シールをはがすことができて、そこで7つ以上HITマークが出れば当たり

というもの。
で、全部銀シールをはがしてみました。結果は

  • 【狩猟1】に書いてある数字は、7:1個、8:2個、9:1個
  • 【狩猟2】には、HITマークが10個、MISSマークが2個

でした。もちろん、ボクが購入したサンデーについていたものがそうだというだけなので他の人は違うかもしれません。
# はがした画像をアップするといろいろとアレな感じなので控えます。twitter(というかtwipic)の方にはアップしたので興味があればそちらを…。

この銀はがしの成功確率を計算すると以下のようになります。


(1)【狩猟1】で「7」を選んだ場合
【狩猟2】では7個ともすべて "HIT" を選ばなくてはいけないので、組合せの記法を用いると


\frac{{}_{10} C_7}{{}_{12}C_7} = \frac{5}{33}
となります。

(2)【狩猟1】で「8」を選んだ場合
【狩猟2】では1回だけはハズレを選ぶことができるので、そこを気をつけて計算するわけですが、こういうときは失敗する確率を計算して、その値を1から引くと当たりの確率が求められます。
失敗する確率は、「8回のチャンス中2回 "MISS"を選ぶ」ということだから


\frac{{}_{10} C_6\times {}_{2} C_2}{{}_{12}C_8} = \frac{14}{33}
です。したがって、成功する確率は

1- \frac{14}{33}=\frac{19}{33}
となります。

(3)【狩猟1】で「9」を選んだ場合
このときは、絶対に成功するので、成功確率は 1 です。

最後に、【狩猟1】で「7」、「8」、「9」を選ぶ確率は、それぞれ、1/4、2/4、1/4ですから、トータルでは、


 \frac{5}{33}\times\frac{1}{4} + \frac{19}{33}\times \frac{2}{4} +1\times \frac{1}{4} = \frac{19}{33} = 57.575757\ldots %
となります。

計算はさておき、約58%という確率をどう考えるか。ボクはもうちょっと当たりやすくしても罰は当たらないと思いますけどね〜。どうせ最後は100名の抽選だもんね。ハズレて悔しい思いをした子どもがなけなしのお小遣いをつぎこんだり親に2冊目をねだったりする光景は微笑ましいけど。

なお、この手の銀はがしは、「紙の後ろから強い光を当てると透けて見える」という裏技があるので、どうしても当てたい人はそれを使ってくださいw